本記事では、競艇で作ってしまった借金の減額方法について詳しく解説していきます。
また、ギャンブル依存症から抜け出す方法や借金を放置しておくリスクなどについても解説していきますので、是非とも最後までお読みください。
競艇で作った借金は債務整理で減額できる
競艇で借金地獄に陥ってしまう人は少なくありません。競艇は競馬などに比べると出走数が少なく、初心者でも的中しやすい競技と言われています。
そのため、初めて行った競艇で大当たりして、その快感を忘れられずにのめり込んでしまう人も少なくないようです。
しかし、どのギャンブルもやり続ければ十中八九負けるものです。負けたら負け分を取り戻そうと更にお金を注ぎ込んでしまい、気づいた時には多額の借金を抱えてしまっていることも珍しくありません。
競艇が原因で借金問題に苦しんでいる人は、国も認めている借金の減額方法である債務整理による解決を検討してみましょう。
ギャンブルで作ってしまった借金は債務整理できないと思われている人もいらっしゃいますが、決してそのようなことはありません。
債務整理の種類と特徴
債務整理の種類 | 手続き内容 | |
---|---|---|
任意整理 | 貸金業者と交渉をして、借金の利息をカットしたうえで返済期間を延長してもらいます。家族や会社に知られずに手続きできます。 | |
個人再生 | 裁判所を通して借金を5分の1程度にまで減額してもらう手続きです。 | |
自己破産 | 裁判所を通してすべての借金を帳消しにしてもらう手続きです。 |
誰にもバレずに手続きしたい場合
家族や勤務先など、誰にもバレずに借金を減額したい人は任意整理がお勧めです。
個人再生や自己破産とは異なり、任意整理では債務者の家族に関する書類や勤務先から入手しなければいけない書類は必要ありません。
また、一旦手続きに入ってしまえば貸金業者とのやり取りはすべて弁護士が代行してくれますので、貸金業者から直接連絡が来ることはなくるので同居人にバレる心配もなくなります。
借金額が大きい場合
任意整理は「誰にもバレない」「手続き期間が短い」などのメリットが多いため、債務整理の中で最も人気のある手続き方法ですが、あまりに借金が膨らみ過ぎてしまうと任意整理による解決が困難になってしまいます。
任意整理はあくまで利息と遅延損害金(返済が遅れてしまったことによる賠償金)の免除、返済期間の延長によって毎月の返済負担を減らす手続きです。
借金額が200万円くらいまでの人には有効な手続きですが、それ以上になってしまうと元本そのものを減額しなければ返済負担を減らすことができなくなってしまいます。
そのような場合は個人再生か自己破産を選択することになりますが、いずれも裁判所を通す必要があるため、任意整理と比べると手続きは複雑になりますが、借金まみれの生活からは確実に抜け出すことができます。
債務整理をするなら競艇を辞める覚悟が必要
任意整理と個人再生では、手続き後に残った借金を3~5年でコツコツと返済していくことになります。
また、自己破産では、裁判所に「自己破産後もギャンブルを辞められそうにない」と判断されてしまうと免責を受けることができない(借金が帳消しにならない)ケースもあります。
一度はギャンブルを絶つ決心をして債務整理をしたとしても、結局ギャンブルが辞められなければいずれまた返済が滞ってしまいます。
その時、新たに借金をしたくても、債務整理をすると個人信用情報に記録が残ってしまうため、手続後5~10年は借り入れができなくなってしまいます。
そんな人にも唯一お金を貸してくれるのが闇金です。闇金から一度でも借り入れもしてしまうと更なる借金地獄の幕開けです。
債務整理のどの手続きを選択するにしても、競艇をやめる、ギャンブルをきっぱり絶つという覚悟を持つことが大切になります。
競艇などのギャンブル依存から脱出する方法
前述の通り、ギャンブルを絶たなければ債務整理をする意味がありませんが、ギャンブル依存症からは一体どのようにして抜け出せばいいのでしょうか。
ギャンブルは麻薬と同じ
麻薬を一回やると脳がその快感を忘れられなくなるのと同じで、ギャンブル依存症も勝った時の快感を求めてやり続けてしまうと言われています。
次第に金銭感覚が麻痺するようになり、負けたら負けた分だけお金を賭けるようになって雪だるま式に借金は膨れ上がってしまいます。
ギャンブル依存症に見られる主な症状は以下の通りです。
- ギャンブル依存症の症状
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- ギャンブルをしていないと落ち着かない
- 借金をしてまでギャンブルをしてしまう
- ギャンブルで負けたお金をギャンブルで取り戻そうとする
- 家族に黙ってギャンブルに貯金を使ってしまう
- 金銭トラブルで人間関係が破綻している
ギャンブル依存症はれっきとした精神疾患のひとつです。自然治癒は期待できませんし、本人の意思だけで脱却できるものでもありません。
ギャンブル依存症の専門家を頼るべき
そんなギャンブル依存症から抜け出す一番の近道は専門家の力を借りることです。
今やギャンブル依存症患者は全国に500万人以上いると言われており、至る所にギャンブル依存症専門の治療施設や自助団体があり、病院でも心療内科や精神科で治療を受けることができます。
ギャンブル依存症は専門家によるカウンセリングや薬物療法などによって十分に回復が可能です。
危険なことは「自分はギャンブル依存症ではない」などと現状のまま放置しておくことです。今のままでは症状が悪化するばかりか、それに伴い借金問題もますます深刻化してしまう恐れがあります。
ギャンブル依存で苦しまれている人(もしくはそのご家族)は、お近くの医療機関か、以下の自助グループに一度相談してみることをお勧めします。
GA(ギャンブラーズ・アノニマス)
ミーティングを通して治療や支援を行ってくれます。会費や予約は不要です。匿名でも参加でき、ご家族や友人など誰でも参加できる形式のミーティングも開催されています。
http://www.gajapan.jp/
ギャマノン
ギャンブル依存症患者のご家族や友人のための自助グループです。こちらも予約・会費不要で匿名参加が可能です。
http://www.gam-anon.jp/
全国ギャンブル依存症家族の会
その名の通り、ギャンブル依存症患者のご家族が集うNPO法人です。全国21ヶ所で定期的にセミナーが開催されています。詳しい開催スケジュールは以下のサイトに掲載されています。
http://www.gdfam.org/
競艇による借金問題を債務整理をせずに解決するには?
競艇で作ってしまった借金は債務整理で解決できますが、債務整理以外の方法で解決することはできるのでしょうか。
以下にいくつかの方法をご紹介しますので、自分に適していると思われるものを検討してみるのもいいでしょう。
おまとめローン
おまとめローンとは、複数社からの借金を現状よりも金利が低いのところから借りたお金で一気に返済し、返済先を1つに絞ることを指します。
借入先を一本化できるので、多重債務の状態が解消されて月々の返済管理が楽になりますし、金利が低くなることによって返済負担を軽減することができます。
しかし、毎月の返済額が減る反面、借金総額が増えれば返済期間もそれだけ長くなりますので、最終的な支払い総額が増えてしまうケースもあるので注意が必要です。
期間工として集中して働く
期間工として働けば短期間でまとまったお金を手にすることができるので、そのお金で一括返済してしまうのもひとつの方法です。
期間工とは、大手の自動車メーカーの工場などに住み込みで働く高給アルバイトのことです。学歴や経験を問われない案件が多く、基本的には家賃も無料です。
入社祝い金や契約満了の慰労金としてボーナスが支給されることもあり、わずか3ヶ月で100万以上稼げることも珍しくありません。
肉体労働が多いので体力的に厳しい人もいるでしょうが、短期間で借金完済を目指したい人には向いています。
副業をする
今の仕事を辞めるわけにはいかないので期間工はできない、そのような人は副業に取り組まれてはいかがでしょうか。
一昔前とは違い、今や副業は当たり前の時代です。自宅にいながらパソコンひとつで手軽に副収入を得ることができます。
クラウドワークスなどの仕事の受発注ができるサイトに登録すれば、アンケートに答えるだけなど、誰でも簡単に収入を得られるような案件が数多くあります。
単価が低い案件は数さえこなせばそれなりの収入になりますし、WEBデザイン、プログラミング、原稿執筆などのスキルを磨けば、それだけで生活していけるほどの収入を得ることも十分に可能です。
競艇の借金を抱え続けるリスク
借金問題を解決せずいることは大変危険なことです。苦しい生活の中で必死に返済をしている人でも、いずれ限界が訪れて滞納するようになってしまうかもしれません。
今のまま何も手を打たずに借金を抱え続けるリスクを見ていきましょう。
過払い金請求が出来なくなる
まず、今のまま債務整理に踏み出せずにいると過払い金請求が出来なくなってしまうリスクがあります。
過払い金請求とは違法に払わされてしまった利息を取り戻す手続きですが、最後に取引をした日から10年が経過してしまうと時効となって返還請求ができなくなってしまうのです。
また、10年が経過する前であっても、手続き前に貸金業者が倒産をしてしまったら返還請求が難しくなってしまうケースもあります。
厳しい取り立てと強制執行
また、返済が苦しくなって滞納をしてしまうと、当然のように貸金業者から取り立てを受けるようになります。
初めのうちは電話やハガキによる取り立てですが、滞納が続けば内容証明郵便によって一括請求書が届き、これすら無視していると裁判を起こされ強制執行(差し押さえ)となってしまうリスクもあります。
強制執行になる頃には、連日のように続く取り立ての電話や郵便に怯え続け、精神的にもどんどん衰弱していってしまいます。
職場にまで電話が掛かってくることもあり、まともな生活など送れなくなってしまいます。
その結果、生きていることに疲れ果ててしまい自ら人生の幕を下ろしてしまう人も少なくないのです。日本人の自殺理由の第2位は経済・生活の問題なのです。
早期行動が早期解決へ繋がる
さらに、前述した通り、あまり借金が膨れ上がってしまうと任意整理での解決が困難になってしまいます。任意整理どころか個人再生すら選択できなくなり、最終的に自己破産するしかなくなってしまう事態にもなりかねません。
借金の返済が辛いと少しでもお悩みであるのなら、まずは借金の専門家である弁護士に無料相談をしてみましょう。借金問題は債務整理によって必ず解決できるのです。合法的に堂々と借金を減額できるのです。
そのために大切なことは早期行動です。これ以上事態が深刻化する前に、選択肢が狭まってしまう前に、解決へ向けた第一歩を1日も早く踏み出すべきです。
たった一度弁護士に相談をするだけで、それまで悩んでいたことが馬鹿らしく思えるほど簡単に解決できるケースは多いのです。
まずは無料相談を活用して、自分に適した解決方法をアドバイスしてもらうことから始めてみてはいかがでしょうか。
たくさんの人が無料減額診断で解決への第一歩を踏み出しています
借金問題に毎日悩まされ、なんとか解決したいけど誰にも相談できない…そのような人には、弁護士による借金の無料減額診断をお勧めしています。
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実際に多くの方が弁護士に無料診断をしてもらうことにより、借金問題から解放されています。
そしてほとんどの方が声をそろえて言うのが、「こんなに簡単に解決できるのなら、もっと早く相談しておけば良かった」という事です。
借金問題は悩んでいる間にも利息や延滞金が増え続け、どんどん状況が深刻化していきます。
まずは匿名で自分の状況を診断してもらい、1日も早く解決へ向けた第一歩を踏み出す事をお勧めします。